適応障害について

適応障害とは

仕事における適応障害とは、ごく普通に働いていた人が特定のストレスにさらされることで、心身に支障をきたし、社会生活に悪影響を及ぼす疾患です。

職場の人間関係や仕事内容の変化、業務量、責任など、様々なストレスが要因となりえますが、一般的には大きな環境変化(良い変化/悪い変化ともに)によって発症しやすいとされています。

どんなことをストレスに感じるかは、人によって異なります。
たとえまわりの同僚が同じ状況で平然と仕事をしていたとしても、「あなたが辛いと感じている」のならば、それはストレスと捉えてよいのです。

どんな人が適応障害になりやすいのか

  • まじめで、責任感が強い
  • 完璧主義で、理想が高い
  • 周りの目や評価を気にする
  • 人に頼らず、自分で解決しようとする
  • 自己肯定感が低く、傷つきやすい

これらの性質があるとストレスを感じやすい傾向がありますが、これらが弱点となるのは、さらに環境とのアンマッチがあるときです。

だから、わたしのカウンセリングでは、あなたの性格を無理やり変えるような方法はとりません。
あなたの性格を理解し受け止めた上での、ストレスへの対策と予防方法を繰り返し練習していきます。

適応障害のメカニズムと症状

長引くストレスにより、あなたの身体の中では、ストレスへの対抗力となる「抗ストレスホルモン」が時間とともに枯渇し、免疫力や自律神経機能が低下していきます。

だから最初は「やってやる!」とがんばることができても、時間が経つにつれ疲れ果ててしまうのです。

その結果が、「不眠」「疲労」「倦怠」「食欲不振」「抑うつ」といった症状です。

適応障害での休職から仕事復帰まで

適応障害の克服に向けて大切な要素は、大きく3つあります。

「休養」「環境調整」そして「心のチューニング(調整)」です。

心理カウンセリングが特に効果的なのが、この「心のチューニング」の要素です。

当カウンセリングルームでは、仕事復帰へのステップごとに、この3要素を取り入れる方法をあなたと一緒に考えていきます。

休養期

積極的に「何もしない」ための時期。他者ではなく、自分を優先して過ごす。
→「何をしないか」を中心にお伝えします

活動期

好きなことを少しずつやってみる。適応障害の原因を考え、心のチューニングをはじめる。(※この時期にカウンセリングを受けることをオススメします)
→「こんなことをしてみたらどうか」を中心にお伝えします

復職期

働きたい気持ちが出てくる。職場や環境との調整。生活リズムを整えたり、心のチューニングを定着させる。
→「こんなことが必要になってきます」を中心にお伝えします

あなたの本心に向き合う

最後に、適応障害を克服する過程で、あなたに大切にしてほしいことが一つだけあります。

それは「あなたの本心と向き合うこと」です。
苦しみを伴ったり、遠回りに思えることもありますが、それを乗り越えたときに成長したあなたに出会えるのです。

こころの成長は、スポーツや習い事と似ています。ひとりよりも誰かと一緒に取り組み、フィードバックを受けることで、粘り強く続けられ、いっそう力が伸びていく可能性があります。

だから、こころのプロであるカウンセラーとともに、あなたの本心と向き合っていくことをおすすめします。

Your Side心理カウンセリングルームは、あなたに寄り添い、こころの問題の解決とあなたの成長を全力でサポートいたします。

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