当記事は「仕事もプライベートもなにもかもうまくいかない方」へ向けて、「日常で感じる『嫌なこと』への対処法」について解説していきます。
- 「なんかわたしの人生、最近嫌なことばっかり・・・」
- 「転職とかして、自分の環境を変えていかないと、ずっと嫌なことが続くのかな・・・」
そんな方に向けて、お答えしていきますね。
不快で、嫌なことばかり起こっている理由がわからないんです・・・
それは「嫌なことにフォーカス」していることが原因かもしれません
・「リフレーミング」という手法
・嫌なことから解放されるとは
なぜ、「嫌なことにフォーカスしてしまう」のか?
それは「物事を『1つの方角』でしか捉えられていない」からです。
ではどうすればいいんでしょうか?
それは 「普段と別の視点を持つこと」なんですね。
ですので、今回は心理学NLPの「リフレーミング」という手法を使って、その方法を解説していきます!
この記事をみると、「あなたの自己嫌悪やモヤモヤ」が改善し、 「問題解決のために望ましい行動を起こせる」ようになります。
ぜひ最後まで見てください!
ぼくは元地方公務員で、適応障害を克服した経験があります。
現在はその経験を活かし、お仕事の悩みを専門として、心理カウンセリング、復職支援などを行なっています。
まずは「リフレーミングとはなにか?」を見ていきましょう!!
リフレーミングとは
「ある物事を活用可能なリソース(資源)として扱えるように、 その物事に対する認識を変化させ、理想に向かえる有効な状態にしていくこと」
それは「ポジティブシンキング」のことですね?!
似ているようで意味は異なるんですよ
ポジティブシンキングは、出来事を前向きに捉えることを意味します。
一方、リフレーミングは、物事の枠組み(フレーム)を変えて、物事に対して、別の視点を持たせるものになります。
つまり、ポジティブシンキングは「前向きな思考法」であり、リフレーミングは「視点を変える技術」 と言えます。
枠組み(フレーム)とは?
枠組み(フレーム)ってどういうことでしょうか?
有名な「コップ半分の水」の話で解説しましょう
「コップに半分の水が入っている」という「事実は同じ」でも、 「もう半分しかない・・・」「まだ半分もある!」と解釈は2つに分かれることがあります。
物事は中立で、それ以上もそれ以下もなく、客観的な事実に過ぎません。
その事実に対して、どのように意味付けをし 、解釈をするのかが、その人の「心理的枠組み」つまりフレームです。
リフレーミングの目的
誰もが個別に持っている心理的枠組み(フレーム)を変えることで、 悩みや落ち込み、問題や停滞といった行き詰まった状態から、 新たな選択肢に気づき、理想に向かって有効な状態にしていくことです。
なんとなくわかってきた気がします!
では、リフレーミングにはどのような種類があるのか、見ていきましょう!
リフレーミングの種類
一つは「状況のリフレーミング」。
もう一つは「内容のリフレーミング」と言います。
それぞれどのような枠組みか、事例を踏まえてお伝えします。
あなたも 「自分がとった行動の結果、ネガティブに感じている出来事」 を思い浮かべながら読んでください。
状況のリフレーミング
すべての行動は、ある状況において、役に立つものとして捉え、 その行動に対するネガティブな反応を変えることをいいます。
人や物事の性質について、ある状況においては機能しなくても、 他の状況においては、役立つ資質であり、リソース(資源)になることがあります。
コツは「 その行動はどんな時に役立ちますか?」と自分に問いかけることです
具体的なケースで見ていきましょう。
■ケース① :細かいことによく気がついて、文書作成スピードが遅い人 の場合
普段の自分の枠組み(フレーム): 「他の人に比べて自分は仕事が遅い。事務処理能力が低いに違いない」
「状況をリフレーミング」: 「文書校正をする際に、誰よりも細かく誤字脱字チェックができたり、 丁寧でわかりやすい文書を作成することができる」
「 その遅さはどんな時に役立ちますか?」と自分に問いかけるんですね!
他のケースも見てみましょう。
■ケース② :いつも周りの人に相談してから仕事を進める人 の場合
普段の自分の枠組み(フレーム):「いつも周りの意見を確認して、 わたしには自分の意見がないんだ」
状況をリフレーミングした場合:「チームプレーで仕事をする時にチームの輪になって調整していける」
「 その確認はどんな時に役立ちますか?」と自分に問いかけます
このように、状況をうまくリフレーミングすることで、 あなたがすでに持っている価値を発揮して活躍する場が あることがわかります。
そして、そういう場にうまくはまれば、 組織に貢献できるといったメリットがありますよね。
なにか自分の行動の結果をネガティブに評価している時は、 「 その行動はどんな時に役立ちますか?」と自分に問いかけてみましょう。
また「状況のリフレーミング」は適材適所の考え方があります。
転職をする際、職場とのマッチングを考えるときにも役に立ちます。
内容のリフレーミング
ネガティブに見える行動や、 反応の中に肯定的な意味を見つけ出すことをいいます。
つまり、「行動や反応のどこに焦点を当てるか」によって、 どのような意味を持たせることもできるということです。
コツは「 その行動は他にどんなプラスの意味をもっていますか?」 と自分に問いかけることです。
また具体的なケースで見ていきましょう。
■ケース③: 仕事でたくさん上司に注意されている人 の場合
普段の自分の枠組み(フレーム):「自分は失敗ばかりをしていて、無能だ」
内容をリフレーミングした場合:「たくさんのチャレンジをしているから 失敗をしてその分多くを学んでいる」
今度は「 その行動は他にどんなプラスの意味をもっていますか?」と自分に問いかけるんですね!
では他のケースではどうでしょうか?
■ケース④:仕事を急いでこなしていく人 の場合
普段の自分の枠組み(フレーム):「せっかちだから、提出した仕事はたいてい直しが入る。 私は仕事が雑なんだと思う。」
内容をリフレーミングした場合:「要領よく締め切りには間に合わせている。 まずは70点の仕事でも締め切りに間に合わせることで、 しっかり結果を出している」
このように、内容をうまくリフレーミングすることで、 あなたがすでに持っている価値の評価がガラリと変化します。
マイナスな出来事に行き詰まって 行動ができなくなってしまった時は、 「その行動は他にどんなプラスの意味をもっていますか?」 と自分に問いかけて、 理想に向かって行動できる状態を作っていきましょう。
物事のできていない部分にばかりフォーカスする理由
物事のできていない部分にばかりフォーカスする理由。
それは「もっと成長するためには、 自分ができていない原因を見つけて、改善しなければいけない」 という教育を受けてきたせいなんですね。
でも「普段と別の視点を持つ方法」さえ身につけてしまえば、 すでにあなたが持っているリソースをもとに、 適材適所で仕事をしたり、 次の望ましい行動につながるポジティブな動機づけができたりします。
だから「普段と別の視点を持つ方法」」だけで全然違います
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、心理学NLPで用いられる手法「リフレーミング」をご紹介しました。
「あなたが持っている現在の力」 ってあなたにとっては当たり前かもしれないけど、 他の人にとってはすごい才能なんですよね。
それに気づくためには、「状況のリフレーミング」と「内容のリフレーミング」で自分を気返す習慣を身につけていってくださいね!
ただ、やっぱり独りで実践するのはうまくできそうにないな・・・という方は、ぜひわたしのオンライン心理カウンセリングを利用してみてください。
わたしはお仕事の悩みや心の癖の改善を得意としていますので、必ずなにかのお役に立てると思います。
また毎月5名様限定で「お試しカウンセリング」を実施していますので、カウンセリングがどんなものか試してみたいなあという方は、下記のリンクからご利用ください。
また今回の記事と同じ内容を動画でもご紹介していますので、ぜひ観てください!
それでは次回の記事でお会いしましょう!