当記事では職場の人間関係に悩む方へ向けて、職場の人間関係で疲れないためのたった1つの方法について解説していきます。
- 職場に苦手な人がいてコミュニケーションがうまくとれません・・・
- 人事異動をしたらなんか職場の雰囲気が合わない、つまらなく感じる・・・
- なんか責められている気がして、自分が悪いのかなって、落ち込みます・・・
そんな悩みにお答えしていきますね。
ぼくは元地方公務員で、現在はお仕事の悩みを専門として、心理カウンセリングを行なっています。
職場に苦手な人がいるんです・・・
職場に対する「捉え方(思い込み)」を変えることで解決します
1. 職場に対する「捉え方(思い込み)」を変える
2. すべての職場は人間関係がよくない
3. 職場の人間関係はドライでいい
5分で読み切れるのでぜひ最後までお付き合いください。
ではまず、具体的に何をすればいいか、ご紹介していきます!
職場に対する「捉え方(思い込み)」を変える
職場に対してこんなことを期待していませんか?
- 困ったときには周りの人がいつでも助けてほしい
- 丁寧に教えてくたり、やさしく声がけしてほしい
- 仲がよく、雑談で息抜きができるような環境であってほしい
とくに、周りに気を配ることのできる優しいあなたなら、なおさら期待してしまうでしょう。
でも、それが職場の人間関係で疲れてしまう原因かもしれません。
上のような捉え方は、残念ながら「高すぎる期待」なんです。
だから下記が必要になります。
職場に対する「高すぎる期待」はしない
どういうことでしょうか?
「親切・仲良くしてくれるという期待」が裏切られると、当然ですが、人は失望し、落ち込みます。
その落ち込みから、自己肯定感が下がりますし、職場に嫌悪感を抱きます。
でももし職場に対して、同僚に対して、なにも期待をしていなかったら・・・
期待は裏切られません。
なぜなら裏切られる期待がないからです。
でも私はどうしても期待してしまうんです・・・
その気持ちはすごくわかります。だから「期待をすることをやめる」というより、「職場に対する捉え方(思い込み)」の方を変えてしまえばいいんです!
「職場に対する捉え方(思い込み)」を変える
どういうことでしょうか?
ぼくは運転中にクラクションを鳴らされるのがとても嫌いです。
先日、富士山の方に向かう高速道路で、車線減少に伴い、右側に車線変更しようとしたんです。
でももともと右車線を走っていた車にクラクションを鳴らされました。
「親切心がないなあ!入れてくれたっていいじゃないか!自分だったら入れてあげるのになあ!」
とすごく腹立たしかったんです。
この怒りがあったのは「相手が優しくしてくれる」という期待があったからです。
そして、この期待が生まれた背景には、「この日本という国では車の運転中、ほとんどの人が親切にしてくれるんだ」という捉え方(思い込み)があったからなんです。
もしぼくが、海外旅行をしていて、車でクラクションを鳴らされていたらどうでしょう?
ぼくは、このように考えるかもしれません。
「この国では常にプップ〜とクラクションが鳴っているから、鳴らされて当たり前なんだな。別に気にしないでおこう」
このように車の運転を捉えていれば、相手が優しくしてくれるという期待も、それが裏切られることもありません。
では、職場に対しては、どのような捉え方をすればよいのでしょうか?
次に見ていきましょう。
すべての職場は人間関係がよくない
職場に対する捉え方(思い込み)はこのように変えるとうまくいきます。
すべての職場は人間関係がよくない
理由は、「どんな組織でもバラバラな性格や考え方の人が集まっているから」です。
「そんな色々な人がいて、全員が仲良しにできるのはありえない」というふうに捉え直すのです。
新しい事実が見つかる(認識が加わる)と、これまでの捉え方(思い込み)に変化が起こりますよ。
でも前の職場は、良い人間関係だったんですよ・・・
もちろんそういうこともありますよ。
しかし、「毎回素晴らしい人間関係が当たり前」という認識は、現実的ではないかもしれませんね。
ぼくも人事異動したときに、前の職場とのギャップに苦しんだ経験があります。
それでは最後に、次の捉え直しも加えて行うと、さらに職場の人間関係が円滑になります。
それは・・・
職場の人間関係は「ドライ」でいい
職場の人間関係は「ドライ」でいい
と捉え直すことが、とても効果的です。
対人関係で重要な他者は「家族・恋人・親友」、その次が「友人」、最後に「職場上の人間関係」と言われています。
つまり、心理学的にみても「職場の人間関係」は重要ではないんですね。
それなのに多くの人は「職場の人と仲良くなる」ことを重視して、「友人」と同じくらいに親密度を深めようとして、ものすごい精神エネルギーを費やします。
結果として、その願いが叶わず、精神的に疲弊しメンタルダウンしてしまいます。
ですので、「職場の人間関係は最低限のコミュニケーションがあれば十分だ」という捉え直しができると、さらに楽になります。
もちろん、ものすごく気の合う同僚がみつかるかもしれませんが、それはそれでラッキーと思えばいいですね
それから、下記のポイントも覚えておいてください。
・無愛想になって、敵を作る必要はない
・丁寧な対応をすることはOK
・仕事で協力し合うこともOK
このあたりを押さえておけば仕事をする上で、周りが困ることはないと思います。
大切なのは、「仲良くなろう・好かれよう」という期待をやめるということです。
ただ、その「期待そのもの」はやめられないので、「職場の人間関係はドライでいい」という捉え直しをしましょう、というお話でした。
「期待」をやめるのではなく、事実の「捉え直し」をするんですね!よくわかりました!
まとめ
というわけで、職場の人間関係で疲れないためのたった1つの方法について解説してきました。
職場の人間関係で悩んでいた方!
ぜひ「職場に対する捉え方(思い込み)」を変える、という方法を試してみてください。
職場の人間関係で疲れてしまうのは、あなたの中の「高すぎる期待」が原因です。
期待をしないようにすることは難しいですが、捉え方(思い込み)を変えることは、比較的簡単にできます。
「すべての職場は人間関係がよくない」
「職場の人間関係は「ドライ」でいい」
という捉え直しをすることで、職場の人間関係は、あなたの内側から解放されていきます。
ぜひ、日々の生活の中で実践していってみてください。
ただ、独りで実践するのはうまくできそうにないな・・・
という方は、ぜひ心理カウンセリングを利用してみてください。
わたしはお仕事の悩みや復職支援を専門としていますので、なにかお役に立てることがあるかもしれません。
下記のリンクからお気軽にご連絡ください。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
さようなら。